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刀語 第十話 誠刀・銓

刀語 第十話 誠刀・銓   著;西尾維新   イラスト;take  講談社BOX

 物語が終末に向かう転機をこうも鮮やかに描き出せるというのは、練りに練られた設定と伏線が類稀であるからであろう。物語の骨子を分解・分析すると単純明快であればあるほど、登場人物たちの言動が浮かび上がってくるのではなかろうか。すべての始まりの地、奥州飛騨城跡地でとがめと七花はそれぞれの過去を振り返り、改めて考えてみることですべてが繋がってゆく。心底にあったつかえが取れた彼らは最期の戦いへと赴く…完璧な流れでしょう。最終話に期待が膨らむ展開にドキドキしますよ、これは。腑に落ちる感覚を味わえたのは嬉しかった。文章で人を喜ばせるというのは凄いことだと再認識しましたね。さああと残り二話。

ネタバレありのざっくりあらすじはこちら→
 飛騨鷹比等の最期のシーンから始まる。そこにいたとがめに語る鷹比等の言葉はおぼろげであるが、確かにとがめに語りかける…。
 出羽にて汽口慚愧から王刀を受け取ったあと、七花がまったく刀が使えないことに疑問を抱き、汽口慚愧との無手勝負をしてみることにした。汽口慚愧は剣士であるが、無手であってもその体術で七花と渡り合うことができた。七花の刀に対する無能さは異常なのだと改めて知る。尾張へと戻ったとがめたちはまたまた否定姫に呼び出され、次の刀のありかである奥州へ向かうように仕向けられる。まるで追い返されるように。
 奥州へと赴いたとがめたちは百刑場、飛騨城跡地にて誠刀・銓の所有者、仙人・彼我木輪廻と相対する。彼女は素直にとがめたちに譲ると言うのだが、条件をつけられた。とがめ一人で百刑場に埋められた刀を掘り返すように、と。黙々と掘ってゆくとがめ、それを見守る七花。七花は彼我木輪廻に真意を問い質すが、仙人である彼女は「自分は鏡だ」という。見る者の苦手なものを彼女に投影するのだ、と。とがめと七花が「彼女」と見えているだけで、それはとがめたちの心から生ずる姿であり人物なのだと。問答の末に彼我木輪廻に投影されているのはそれぞれが苦手と思っている、七花が負けた「凍空こなゆき」「鑢七実」「汽口慚愧」を混ぜた姿であり、とがめの父「飛騨鷹比等」の性格であったのだ。体力のないとがめを気遣った七花は誠刀を賭けて彼我木輪廻と勝負するが、あっさりと逃げられる。「銓ってのは天秤て意味だよ。」そのいきさつを聞いたとがめは閃いて、あっさりと誠刀を掘り出すことができた。それは、柄と鍔のみの刀、刀なき刀であった。彼我木輪廻が四季崎記紀自ら預かったその刀は己自身を測る刀、であると。また完成形変体刀十二本ですら完了形変体刀~虚刀流~の習作である、と。
 尾張へと戻ろうとした帰り道に現れたのは子供~真庭人鳥。「鳳凰さまを、助けてください」~以下次巻。
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  1. 2010/04/20(火) 21:50:57|
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